2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本人論・日本文化論」批判―島薗進『国家神道と日本人』と東日本大震災直後の言説に向けて―

島薗進が近著『国家神道と日本人』(岩波書店、2010年)で強調するのは次のことである。これは本書のメインテーマであると思われる。本稿は主に、この点に関わって私の考察を述べるものである。 「国家神道とは何か」が見えなくなっているために、日本の文化…

日本史研究会卒業論文報告会(拙稿「徳川日本における歴史認識―前期水戸学をめぐって―」)

日本史研究会HPで卒業論文報告会の日程が掲示されていました(http://www.nihonshiken.jp/sig/sig-earlymodern.html)。もう終わりましたがw懇親会での議論とそこからの考察を追記しておきます。今回の報告では、取り立てて「わたくしは言説分析の手法を用…