自己責任という他者支配
今日の仕事で、ふと思ったこと。
印刷機のトナーが切れ、替えようとしたら在庫がなく、慌てて発注。
電話越しに「ご不便をおかけして、大変申し訳ありません」と。
おかしくない?
不便やけど、別にあんたが悪いわけちゃうやん。
うちの上司も「失敗の原因を自分に求めれば成長できる」とか言うけど、見境なくそんなことしてたら、ただの自己中ちゃうんか。
相手の不便を自分の失敗に転化するのは、自分が他人を支配するのと同じなのではないか。「あなたの不便は、私の失敗の支配下にある」、「あなたは、私の支配下にある」と。たとえ、表面的には善意であっても。
とりあえず謝っとけばオッケー的なこの風潮は、「日本的」と形容されそうやけど、抽象的に「日本的」と言ったところで何も解決せず、むしろ「まあ、国丸ごとの問題やし、しゃーないよな」と、曖昧に誤魔化されるだけ。
上司にこれを直で言うわけにはいかんけど、少なくともこんな思考停止状態には、俺はなりたくない。