「未来志向」という名の「他者への想像力」否定

ストレス発散で書いてみました。

2月22日の朝日新聞朝刊で、「竹島の日」祈念式典に、安部政権が政府関係者として島尻安伊子氏を派遣したとのニュースを読んだ。彼女は「竹島は日本の固有の領土だ」と言いつつも、「日刊の関係を未来志向で構築する」と述べた。「またか」と落胆した。
 昨年の一二月一九日、「「他者への想像力」今こそ必要」という私の文章が「声」欄に掲載された。そこでは、自民党政権公約における「教育」の項目と「憲法改正」の項目を比較した。そして、前者では「他者への想像力」が前提とされているのに対して、後者では否定されているという矛盾を指摘した。私に言わせれば、島尻氏の発言、ひいては安部政権の意向は、またもや「他者への想像力」の否定の上に成立するものなのである。
 そのように私が考えるのは、上記の島尻氏の発言は、いじめた側の人間がいじめられた側の人間に対して「いつまでも過去を引きずるな」と言っているに等しいからである。近代日本が朝鮮を植民地化したという事実を、韓国側に「忘れろ」と言っているに等しいからである。植民地化の過程と並行して竹島が日本の領土に編入されたことは、年表などを見れば一目瞭然である。その過去をろくに顧みずに「未来志向」などと、よくも言えたものだ。

週休2日が復活したにもかかわらず、明日の公休日は出社することになりそうです。が、せっかくの公休日でもあるので、やりたいこともやります。昨年度状況が状況だったので、1週間分公休日が消えても「あ〜、そんなもんかぁ〜」って思ってしまっている自分がいます。これは非常に恐ろしい。この恐怖感だけは社歴を重ねても失いたくない。